「ガイスター」は、1対1でじっくり向き合う心理戦ボードゲーム。
シンプルで簡単なルールながらも、相手次第でゲームの楽しさのバリエーションは無限大。
騙し合ったり裏を欠いたりしながらおばけを動かし、ゲームをしながらコミュニケーションも深めていけるでしょう。

「ガイスター」って面白いのか?



子どもと遊んでもいいし、大人同士でもかなり楽しいわ
- 「ガイスター」ってどんなボードゲーム?
- 遊んで感じたメリット・デメリットは?
- 「ガイスター」を子どもと一緒に楽しむコツを教えて!
本記事では、日々50個以上のボドゲを子どもと楽しむ筆者が「ガイスター」について、くわしく紹介します。
【ルールと内容】「ガイスター」とはシンプルな心理戦が楽しめる


「ガイスター」とは、赤と青のおばけのコマを使い、盤上を移動するボードゲームです。
相手の陣地を通って青おばけを1個外に出すか、相手に赤おばけを4個捕まえさせたら勝ちです。
青おばけに見立てて赤おばけを動かしたり、相手を動揺させて勝ちをめざします。
盤上でのプレイだけでなく、相手の表情や動き、言動を意識しながらゲームを進める心理戦。
友達や家族とのコミュニケーションにもおすすめのゲームです。
メーカー | メビウス |
プレイ時間 | 10〜20分 |
人数 | 2人 |
対象年齢 | 8歳〜 |
ルール難易度 |
「ガイスター」の内容


- ゲームボード1枚
- おばけコマ(赤・青 各8個)
- 説明書
「ガイスター」の遊び方
「ガイスター」のルールをわかりやすく紹介します。
はじめに
- ゲームボードを四隅の矢印が両サイドの外側に向く方向でセット
- 赤と青のおばけを各4個ずつ手持ちに加える
- おばけの色が相手にわからないように、手前8マス内に自由に配置する
準備ができたら、先攻・後攻を決めてはじめます。
コマは前後左右1コマだけ移動可(斜めのマスには進めない)




赤おばけは攻めてきても外に出られない


自分の青おばけを相手の陣地に攻め込ませますが、相手に4個取られた時点で負け


【レビュー】「ガイスター」のメリット・デメリット


筆者が「ガイスター」を実際に遊ぶ中で感じるメリット・デメリットを紹介します。
2人プレイで子どもひとりとガッツリ遊べる!ハンデも可
「ガイスター」は2人プレイ専用。
お互いに向き合ってプレイする心理戦の中で、相手の表情や動きをじっくり見ながら遊びます。
子どもとプレイするときもそれは同じ。
子どもひとりとしっかり向き合ってゲームをすることで、「しっかり遊んだ!」という高い満足感を感じます。
「最近、子どもとあまりちゃんと遊んでないな」と感じた時に、サッと出して遊ぶことも。
小さい子どもとプレイする際は、予備のマーカーに交換して青おばけの数を増やしてあげるなどの工夫でハンデを簡単につけられます。
短時間で手軽に遊べて満足
「ガイスター」は、気が向いたときにサクッと遊べる手軽さがあります。
相手次第で難易度や楽しみ方は変わるため、短時間でも高い満足度を感じられるでしょう。
子ども相手に素直にプレイするのもいいし、大人相手でガッツリ騙し合い楽しい。
短い時間でプレイでき、くり返し遊びたくなるはずです。
シンプルルールですぐに遊べる
「ガイスター」はシンプルなルールで、初めての人でもすぐに遊べます。
重要なのは、青おばけを逃がすか赤おばけを捕まえさせることだけ。
初めての人でも、レベル差を感じることなく対等に遊ぶことができます。
友達が遊びに来た時や手持ち無沙汰なときに、サッと出してもっと充実したおうち時間を過ごしましょう。



ルールが簡単だから初めてでもハードルが低いのだ
【デメリット】おばけのマーカーが外れることがある


「ガイスター」をプレイしていて、「これがなければ……」と思うのが、収納時におばけのマーカーが外れることがあること。
ロットで多少の差があるらしく、まったく外れない人もいるでしょうが、筆者の場合は赤のマーカーが外れやすいです。
プレイする前にマーカーを付け直せば良いだけですが、ちょっと面倒に感じることも。
予備のマーカーが2本ずつついているので、仮に紛失しても大丈夫ではあります。
普段、Mede in Japanに慣れていると、どうしても細いところに目に行ってしまいますね。



マーカーに接着剤でもつければいいじゃない!
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「ガイスター」で伸びた子どもの力


筆者が「ガイスター」で遊ぶなかで、子どもが伸びたなぁと感じたところを紹介します。
「ガイスター」の対象年齢は8歳ですが、筆者の子どもは6歳の頃からプレイしています。
もちろん、個人差のあることで私が感じた主観になりますが、筆者の感じた伸びた力は以下です。
相手を惑わせる心理戦でかけひき上手に?!
「ガイスター」をプレイする中では、’’いかに赤おばけを相手に取らせて、青おばけを相手の陣地に滑り込ませるか’’が重要です。
青おばけばかりをグイグイ進めていては簡単に捕まってしまいますし、赤おばけばかりを進めていてはいつまで経っても勝てません。
相手に’’これは赤おばけだぞ’’と思わせておいて、青おばけを進める必要があります。
そのため、相手の顔を見ながら心を読む勝負。
かけひきやブラフを使いながら、心理戦がちょっとずつ上達してきました。
集中力がアップ
「ガイスター」をプレイする際には、常に相手の表情を見ています。
よそ見をしていては勝つことは難しいでしょう。
そのため、ゲーム中は集中力が格段にアップしている様子。
楽しみながらプレイしているので、本人も気が付かないうちに集中力がついているはず。
ゲームでついた集中力といえど、日常の中や学校生活でも役に立っているはずです。



ゲームで集中力アップだのだ!
「ガイスター」をおすすめする人


「ガイスター」がおすすめなのはこんな人です。
子どもがひとりっ子の家族
子どもがひとりっ子でおうちでの遊び相手がいないという人に「ガイスター」はおすすめです。
ひとりっ子なら、パパかママどちらかと対戦して何度でもくり返し挑めます。
心理戦をとおして、子どもとしっかり向き合えるのもポイント。
家族のコミュニケーションにもピッタリなので「最近、子どもと遊べてないな」と感じたときにもおすすめです。
大人同士でも遊びたい人
「ガイスター」は、大人同士でじっくり楽しみたい人にもおすすめです。
ゲームルールはシンプルですが、内容の密度は遊ぶ人次第でいかようにもアップします。
大人同士なら、より深い楽しみ方が見つかるでしょう。
オセロや将棋が好きな人はハマるはず。
ちょっと気になる……という人は持っていて損のないアイテムです。



大人同士なら高いレベルで楽しめるわ
ちょっとクセのある手軽なボードゲームを探している人
おうちで楽しめるボードゲームがすきだけど、いつも定番ばかりという人に「ガイスター」はおすすめです。
オセロくらいの手軽さで、まったく新しい楽しみ方が体験できます。
盤上を見ているだけではダメで、相手の表情や挙動まで意識を払いながらゲームを進めます。
定番よりもほんのちょっとクセのあるボードゲームを探している人に「ガイスター」はまさにピッタリ。
定番ではなくとも、プレイの手軽さがありリピートしたくなるゲームです。
「ガイスター」についてよくある質問


「ガイスター」についてよくある質問に答えます。
勝ち方や必勝法は?
「ガイスター」は、プレイする相手次第で勝ち方は変わります。
そのため、必勝法はあまり当てはまるものがありません。
手作りできる?
シンプルな内容の「ガイスター」ですが、おばけコマの造形を一律に整える必要があるため、手作りするのは難しいでしょう。
矢印の上(脱出マス)のルールは?
青おばけが矢印コマの上に乗っただけでは、外にでることはできません。
次のターンで脱出させましょう。
100均にある?
「ガイスター」は100均では販売されていません。
「ガイスター」好きにおすすめのボードゲーム


「ガイスター」が好きな人におすすめのボードゲームを紹介します。
ゴブレットブラザーズ
「ゴブレットブラザース」は、3✕3の盤面で、縦横斜めにコマを揃えるゲームです。
◯✗ゲームや三目並べと似ていますが、相手のコマに自分のコマを被せたり、被せたコマを取ったりして並べ替えながら3つ揃えていきます。
「取れた」と思ったら被せられたり、被せを取ると相手の駒が現れて負けてしまったりと、2人で対戦を楽しめるかわいいゲームです。
バトルライン
「バトルライン」は、2人でじっくり遊べるカードゲーム。
簡単なポーカーの要素を絡めながら、運や駆け引きに翻弄されながらカードを揃えていきます。
シンプルながらも、やり込むほどに奥深いおもしろさに出会えます。
大人2人でプレイするには最高のゲームとも言われがあり、高い人気のあるゲームです。
カタン
「カタン」は知る人ぞ知る、ボードゲーム界の超定番人気ゲーム。
無人島を開拓していき、いち早く街を成長させていきます。
1ゲームのプレイ時間は60分以上と長く、大人同士でじっくり盛り上がるのにも最適です。
「カタン」の生まれたドイツでは老若男女に広く親しまれ、まるで生活の一部のように愛されるゲーム。
ひとつあれば、愛用しながら長く遊び続けられること間違いなしです。
クアトロ
「クアトロ」は、過去最多の受賞歴を誇るフランスの2人用ボードゲーム。
おなじみの◯✗ゲームが、ちょっと複雑化したようなゲームです。
縦横斜めに同じ属性のあるコマを並べ、先に並べた方の勝ち。
シンプルながらも飽きが来ず、くり返し遊びたくなります。
【まとめ】「ガイスター」は2人プレイの心理戦!じっくり遊べて子どもの大人も大満足


「ガイスター」は、1対1でじっくり向き合ってプレイする心理戦ボードゲームです。
子どもとのおうち時間にじっくりプレイしたり、大人同士でガッツリ騙し合ったりとちょっとクセのあるゲームが楽しめます。
定番のオセロのように手軽に遊べ、新しいボードゲームの楽しさが見つけられる「ガイスター」。
筆者が実際に遊ぶ中で感じる「ガイスター」のメリット・デメリットは以下です。
筆者が子どもの「伸びた」と感じたところは以下です。
「ガイスター」がおすすめなのはこんな人です。
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